香港 09.06.2009 [アジア]
僕が初めて海外に行ったのは香港だった。まだカバン持ちの頃親分の撮影に同行した。倉又史朗さんのエスプリのショップの撮影だった。当時は長髪、カーリーヘアー、何とも昔のことである。海辺には船上生活の人々の船がまだたくさんあり、とても足を踏み入ろうとは思わなかったけれど九龍城もきな臭く存在していた頃だ。香港サイトの海辺にならぶ高層ビルの表情の多彩さに感心し、セブンイレブンは日本の店でなかったことに驚き、夜ホテルのロビーにいるインド人のガードマンがライフルを持っているのにも驚き、中華料理の旨さ、香港サンミゲールの味、ジャスミンティーの香りに堪能した。今思えば、あの規模のショップの撮影にしてはけっこう長く滞在した。お店のオープンレセプションにも顔を出した、まだ若かりし時のジャッキーチェンも来ていた。
その後香港にまた行くまではけっこう時間があいた。二度目の香港はなんで行ったのか、全く覚えていない。たぶん二度目三度目四度目あたりがごちゃごちゃになっている。ワン・フェイがはやっていた頃ということだけは確かである。
この頃は街をぶらぶらとカメラを持ってよく歩き続けた。[今でもそれは変らないが]鳥籠の様な柵をつけたベランダや、洗濯ものやテレビアンテナでびっしりの高層住宅を街の下から見上げて眺め続けていた様な気がする。すでに九龍城はなくなってしまっていた九龍サイトにこの頃は宿を採ることが多かった。昔超高層だと思っていたビル達も、それほどの高さではなく、明らかに垂直方向の伸びを感じた。東京の霞が関ビルの様なものである。
首が疲れた。上ばっかり見ているのにあきだして、その後住宅の中に入るようになる。隣の晩ご飯よろしく、けっこういろいろな人々の住んでいる部屋を訪問し始めた。その頃北京やウランバートルなどでも同じ様なことをしていた、北京、モンゴルではアポなしの大迷惑な突撃撮影も良くしたが、さすが香港ではまれにしかそれは出来なかった。
最後に香港を訪れたのは数年前、もともとウォンカーウェィの映画のロケセットを担当した香港のグラフィックデザイナーからの依頼でロケセットや小物を撮影するということで赴いた。しかしウォンカーウェィはわがままで忙しく、神出鬼没である。何日か足止めをくらい結果撮影が出来なくなる。彼は大変恐縮して、今すぐにでも帰りのチケットをとるからと言ってくれたが、数日早く帰ったところで撮影があるわけでもなし、もともと持っていたチケットどうりに帰ることにする。そして余った時間何をしたか。じつは香港に着いた時に彼から話を聞いていて気になっていたことがあった、マカオから国境を越えた、珠海という街に建設途中で工事が途切れてしまった建物がとてもたくさんあり、なかなか不思議な風景だと聞いていた。そしてみなで珠海へと旅立った。二日間その街を撮り続けた。われわれはその残された建物をスケルトンハウスと呼んだ。
二日間スケルトンハウスを撮影して香港に戻ってきて、つぎはグランドレベルでないところから街を見て回りたく、一昨日にも書いたように、ビルを徘徊する事になった。
階段での垂直移動は疲れるがそれぞれのビルに出られた時に見える景色はたまらない、
かくして香港の最後の旅は幕を閉め、その御数年行っていない。行きつけのネパール人のやっているバーはまだあるんだろうか、なんか最近北京ばっかり行ってて、香港チャンごめんね。という感じがしてきた。近々またぶらりとよってみよう。
・
その後香港にまた行くまではけっこう時間があいた。二度目の香港はなんで行ったのか、全く覚えていない。たぶん二度目三度目四度目あたりがごちゃごちゃになっている。ワン・フェイがはやっていた頃ということだけは確かである。
この頃は街をぶらぶらとカメラを持ってよく歩き続けた。[今でもそれは変らないが]鳥籠の様な柵をつけたベランダや、洗濯ものやテレビアンテナでびっしりの高層住宅を街の下から見上げて眺め続けていた様な気がする。すでに九龍城はなくなってしまっていた九龍サイトにこの頃は宿を採ることが多かった。昔超高層だと思っていたビル達も、それほどの高さではなく、明らかに垂直方向の伸びを感じた。東京の霞が関ビルの様なものである。
首が疲れた。上ばっかり見ているのにあきだして、その後住宅の中に入るようになる。隣の晩ご飯よろしく、けっこういろいろな人々の住んでいる部屋を訪問し始めた。その頃北京やウランバートルなどでも同じ様なことをしていた、北京、モンゴルではアポなしの大迷惑な突撃撮影も良くしたが、さすが香港ではまれにしかそれは出来なかった。
最後に香港を訪れたのは数年前、もともとウォンカーウェィの映画のロケセットを担当した香港のグラフィックデザイナーからの依頼でロケセットや小物を撮影するということで赴いた。しかしウォンカーウェィはわがままで忙しく、神出鬼没である。何日か足止めをくらい結果撮影が出来なくなる。彼は大変恐縮して、今すぐにでも帰りのチケットをとるからと言ってくれたが、数日早く帰ったところで撮影があるわけでもなし、もともと持っていたチケットどうりに帰ることにする。そして余った時間何をしたか。じつは香港に着いた時に彼から話を聞いていて気になっていたことがあった、マカオから国境を越えた、珠海という街に建設途中で工事が途切れてしまった建物がとてもたくさんあり、なかなか不思議な風景だと聞いていた。そしてみなで珠海へと旅立った。二日間その街を撮り続けた。われわれはその残された建物をスケルトンハウスと呼んだ。
二日間スケルトンハウスを撮影して香港に戻ってきて、つぎはグランドレベルでないところから街を見て回りたく、一昨日にも書いたように、ビルを徘徊する事になった。
階段での垂直移動は疲れるがそれぞれのビルに出られた時に見える景色はたまらない、
かくして香港の最後の旅は幕を閉め、その御数年行っていない。行きつけのネパール人のやっているバーはまだあるんだろうか、なんか最近北京ばっかり行ってて、香港チャンごめんね。という感じがしてきた。近々またぶらりとよってみよう。
・
2009-06-09 21:44
nice!(1)
コメント(2)
トラックバック(0)
僕はまだ香港に行ったこと無いです。
韓国も無いし、上海、北京も無いです。
アジアで行った事あるのってバリ・インドネシアくらい。
コレは異例で、どこかに行こうと計画立てるとやっぱりアメリカ、ヨーロッパになっちゃってます。
アジア人なんだからアジアに行かなきゃなぁ。って思うんですが。
でもこのブログ見て、今度香港行ってみたくなりました。
名も無いビルの屋上からの景色を観てみたいなって。
来週の「竣工写真」よろしくおねがいします。
『駐車場』があるといいのですが・・。
by ごとうまさし (2009-06-16 17:46)
こんにちわ!!!!!
一月以上たってしまいましたが、、、、
じつは今きずきました。。。。
コメントを書いて頂くと数字が出ていることを。。。。
まだ誰も書かれていないと思っていました。
すみません、、、、これよりさかのぼってチェックです。。。
そうそう、酒、復帰いたしました。
次回は香港で呑みますか??????
by tosh (2009-07-25 20:41)