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02.02.2011 [デザイン]




本日より六本木の21-21で「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展が開かれる。

http://www.2121designsight.jp/program/krst/

昨日プレオープンが開かれ一足早く見に行った。


とにかく感動した。
展示されている倉俣さんの家具はほとんど過去に出会っているもの、、、、
撮影したものもいくつも見受けられる。
二十年ーー三十年前。まだカバン持ちだった頃に出会ったもの、撮影をし始めた頃に出会ったもの、様々な思い出とともに眼に入ってくる。懐かしさに感動した、今見ても素晴らしいその存在に感動した、それらの影が見せてくれるもうひとつのかたちに感動した。正直なぜか写真を撮りたくなった、
バカちょんでも何でも良い、とにかく撮りたかった。そこにいることをなにかにレコードしたかった。が、さすがに美術館なので撮影しても良いかと尋ねたがご遠慮願いますと笑顔とともの返答だった。でもそのぶん記憶には鮮明に残ったかもしれない。


倉俣さんの作品は、晩年のものはいくつも撮る機会に恵まれた。
いちばん最後となったのは亡くなられたあとに完成した、「ラピュータ」だった。



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ある新しい雑誌を立ち上げるところがあり、その為に撮影した、
が時代はバブルがはじけた頃、
雑誌は出版中止になり、その写真はお蔵入りとなってしまった。





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倉俣さんご健在の時、たぶん最後の著書となったと思うが、
「未現像の風景−記憶・夢・かたち」という本のために、
空間ではなく、ディテールや、物撮りを頼まれた。




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倉俣さんの作品でいちばん衝撃的だったのは、AXISの地下にできた、「スパイラル」に出会ったときだ。「スパイラル」はつい数年前まで冷凍保存していたのだが、今はもう無くなってしまった。

現存している店は非常に少ないのだが静岡にあるバー「COMBLE」は一度違う店になったものの、もと「COMBLE」で働いていた方が今はオーナーとなってほぼできたときのかたちに戻し営業している。美味しいグラッパも多数置いてあってとてもよい店だ。できた当時雑誌「icon」の撮影で訪れた。そして昨年だったか一昨年だったか、雑誌「Pen」の取材でまた撮影をした。二十年以上たってふたたび撮影した店は、まったく変らない薫りがした、変ったのは僕が老眼になったことぐらい、でもその店を見つめる眼は二十年経ってもやはり変らなかった。 







_R8C6704.jpg
















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