18.02.2011 [都市]
先週、久々の都市歩きをしてみると、むくむくと欲望は広がってきた。
もっともっと歩きたい、、、ということでたぶん今週末も歩くことだろう。
都市歩きはどんな場所でも新たな発見があり楽しいことこの上ない。
なかでも、湾岸地区はなんとも面白い。
日常性が他の場所とはかなりかけ離れているように思われる。
まさに景色のフロンティア。
前々回の日記で「X-SCAPES デザイン展」で制作した「LABIRINTO」というショートフィルムについて書いた。
会場で「LABIRINTO」は流れていた。
そしてこのときもうひとつ映像を創った。
パティオに設置された二台のモニターでそれは流れていた。
湾岸地区の風景を淡々と流したものだ。
音もなくその映像は流れ続ける。
まったく話は変わるが、日記にも何度かでてきたが、音楽の演奏、太鼓の演奏、にこっている。
「アンサンブルの会」というところで皆で集まり、リズムを中心としつつなんでもありの即興音楽を奏でている。ある日の会。とても心地よい演奏だった。あとで話したところ、その日そこにいた人たちは皆がそれぞれ、森だとか空だとか何らかの風景を思い浮かべながら演奏していた事がわかった。僕もスタジオにいながら屋外をイメージしていた。
ここで先程の映像がまたでてくる。その湾岸の景色とその日の音を会わせてみたくなった。
話は長くなってしまったがそういうわけでYouTubeにアップしてみた。
http://www.youtube.com/watch?v=szJ2NqTlz_o
よろしかったらぜひ覗いてください。
で、また先週の都市歩きに話は戻る。
じつはこの日は撮影以外にもうひとつ企んでいた。
車にはジャンベを一台忍ばせてあった。
雨さえ振らなければ、都市を眺めつつ、ひとけのない湾岸で独りジャンベを叩いていたのだが、、、、
例の映像を撮っていた時は、、、
じつは、、、、、
湾岸地区。
いろいろ遊べます。。。。。。。。。
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14.02.2011 [都市]
2・11。東京は小雪が舞った。翌12日も時折日射しが微かに届くこともあったが寒い1日だった。
高層マンションの中から見える都市も良いけれど、やはり地べたを這い回りたく、久々の都市歩きが始まった。またまた、飽きずにベイエリア・湾岸地区をいく。じつはいつもの相棒と前日連絡を取ったのだが雪のため延期しましょうと言われる。もっともすぎるご意見で、誰が考えてもそうするだろうと同意する。が、夜寝る前に翌日は雪は振らない、少なくとも午前中は撮影できると、そんな天からの声が聞こえてきた。相棒には悪いが翌朝いつも通り早起きをして家を出る。もちろん雨も雪もない。早朝に起こすのも悪いし単独で決行。(ごめんよ!!!!!)
厚着はしているが指先だけはなんともならない、、、、、
とにかく寒い。。。。。。。
ほとんど空き地だらけの豊洲。いがいにも公園がいくつかできている。
寒々しい公園、さすがに連休のためかわずかに遊びにきている勇敢な家族を何組か見かける。
やがて雨が降り始める。少し周辺を車で流し、暖かい酒を求め家路へと向かう。
翌日は晴天、そして休み明けて、また豊洲にいた。別の撮影で、、、、、、、
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31.01.2011 [都市]
26.01.2011 [都市]
先日とある書店にあるギャラリーの撮影に行った。Jazzが流れる心地よいその場には一枚の地図がはってあった。それは江戸時代の東京の地図であった。撮影中同行していた編集者、ギャラリーを設計した建築家、書店の店主らは僕が撮影をしているあいだ、その地図を肴に話が盛り上がっていた。時たま話に入ったり、撮影したり、ゆるやかな撮影現場だった。いつしか撮影も終わり話に加わる。次に店主が見せてくださったのは中沢新一さんの「アースダイバー」という本についていたという縄文時代の東京の地図だった。今の下町や山手線の内部の大部分はまだ水の中だった。陸地と水辺の境にあたる場所に神社が多い、何やらいろいろと想像がふくれる、、、話はいろいろな時代に移りながら続いた。明治時代の東京になると、「風俗画報」という版画で東京を紹介している本を見せていただいた。都市を視る際に地形とともに観る面白さを痛感した。帰り道事務所に戻るときもいつも走っている道が上り坂、下り坂をさしかかるとき、、ちょっと違う時代を想像して、少しだけときめいた。
昨日二子玉川にできた高層マンションに行く。
テラスから見える景色、関東平野にビッシリと詰まった街。
ちょっと昔が垣間見れるレンズがあったらちょいと面白いかなと思いつつ、
今日の東京に賛美を送る。
百年後の人たちには今のこの景色もとってもレトロなことだろう。。
どなたかタイムマシーンを持っている方がいらっしゃいましたら、
ちょいと江戸の街までつれてってください。
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15.10.2010 [都市]
日常生活の場としているエリアを歩く。
そんなとき、カメラを写真を意識した時、少し違って見えて来ることがある。
いつもなら見落としたり、感じないものも見ようとするかもしれない。
カメラを持って街に出よう、、、、そんな授業を桑沢の非常勤講師の時にはよくやっていた。
街歩きと言えばこのところ大型カメラをかついで都市を散策するのを常としている。
今日はいつもと違った街歩きに参加した。
即興楽団UDje( )のメンバーで舞踏家の木室陽一さんが行った、
「まちあるきおどり」中目黒編に参加させていただいた。
(木室さんのブログはこちら http://blog.goo.ne.jp/kimuro_yoichi/ )
もちろんカメラを持って参加してしまったのだが、、、
こういう街の歩き方でもまったく違う街が見えて来るのだということを知った、
カメラを持ってはいるものの、僕の視点はまったくの鑑賞者であることにまちがいない、
木室氏を追いながら、同時に街が見えてくる、、、
いろいろな街とのかかわり合いがあるんだと思いながら、
氏とともに街を移動する。
ある瞬間、街が微笑む、
もうひとつ思ったのは、体である。
体で表現することがとても素敵に思えた。
いつしか気がつくと氏のように素敵なステップで移動ができないものかと、、せつに思った。
とにもかくも、素敵なひとときを共有した。
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タグ:木室陽一
17.08.2010 [都市]
22.05.2010 [都市]
2ヶ月前のその工事現場はまだ向こうのビルが見えていた。
わずかの間に7~8層に成長していた。
白い布にまとわれたそのビルは、深夜三時を過ぎたというのに,光り輝いている。
中では夜っぴき工事をしているのだろうか。
それぞれの階層が演劇が始まる前のステージに見える。
舞台の幕はいつ開くのだろうか。
このまま影絵の舞台が始まるのか。
深夜の工事現場は街に楽しみを振りまいていた。
やがてうっすらと夜は開け始まり、,
幕は開く事なく,
陽の輝きとともにビルの灯火は消えて行く。
その向かいでは,撮影の為,黒い幕を張っている一陣が,,,,,
この倍以上になるんだよね,,,,,,,
そして撮影は続くのでした、,,,,,,,
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08.02.2010 [都市]
一昨日は強風だった,明日は風はおさまるとの予想は裏切られ昨日も風は容赦なく吹いていた。
今年二回目の都市歩きに行く。
いつものパートナー金子くんと、今回は先月桑沢でレクチャーをした時の生徒さんも1人参加,
見た目の遠足気分も吹っ飛ぶ風,まず最初に新木場へそして若洲へと赴く。
風と波でレンズは悲惨な事に,,,,
それにもめげず楽しいハイキングは続く,,,
何に対してシャッターを押すか,,,,
もちろん一言では言い切れないが,
なんでもよい、それはただひとつの点だったり,線だったり,面積だったり、
それから感じるある種の場所感という様なものに興味がある。
比較的密度の薄いベイエリアではそんな光景に遭遇する事が多い、,,
物事の関係性で言うと高さというものもけっこう問題になる。
背の低い人と高い人では以外と違うもの見てたりして,,,,
その後晴海の方へと移動。
密度の高くなる都市の風景で高さはもっと重要になる。
もちろん日常歩いているレベルでの気になる景色はたくさんある。
でもちょっと高い位置へ移動すると,いままで隠れていたものが見えてくる。
上へ下へ,東へ西へ,北へ南へ、、、
移動は続く,,,,,
風はずっと吹いていた,橋に風が当たり,ホーミーの様な歌声が聞こえてくる。
まさに都市の奏でるメロディーは夕日のリズム隊とよいセッション。
次回はどんな音色がするのか,どんな景色が待ち受けているのか,,,
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16.01.2010 [都市]
今年最初の都市歩き。
師走に歩いたときのテーマ「リバーサイド」にひきつづき第二回。
噂のあのタワー、遠目ながら初めてゆっくりと目にする。
川の流れとともに移動。
都市歩きは大型カメラにモノクロームのフィルムにておこなう。
数日前に訪れた製紙工場跡が気になって再び、,,
あのときはモノクロームのフィルムを持っていなかったもので,,,
川沿いの移動に時間を費やす,,,
モチベーションが少し下がりだした頃、,
団地に萌える。
光の条件があまり良くなくなってきたので撮影終了。
車でロケハンかねたドライブ,
古巣のベイエリアへ,
バカちょんデジカメのみ持って散歩。
そしてまた撮影が始まってしまった,,,,
で,日は暮れ行く。
そしてさらに、
今日も1日ありがとう,東京の街。
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