26.01.2011 [都市]
先日とある書店にあるギャラリーの撮影に行った。Jazzが流れる心地よいその場には一枚の地図がはってあった。それは江戸時代の東京の地図であった。撮影中同行していた編集者、ギャラリーを設計した建築家、書店の店主らは僕が撮影をしているあいだ、その地図を肴に話が盛り上がっていた。時たま話に入ったり、撮影したり、ゆるやかな撮影現場だった。いつしか撮影も終わり話に加わる。次に店主が見せてくださったのは中沢新一さんの「アースダイバー」という本についていたという縄文時代の東京の地図だった。今の下町や山手線の内部の大部分はまだ水の中だった。陸地と水辺の境にあたる場所に神社が多い、何やらいろいろと想像がふくれる、、、話はいろいろな時代に移りながら続いた。明治時代の東京になると、「風俗画報」という版画で東京を紹介している本を見せていただいた。都市を視る際に地形とともに観る面白さを痛感した。帰り道事務所に戻るときもいつも走っている道が上り坂、下り坂をさしかかるとき、、ちょっと違う時代を想像して、少しだけときめいた。
昨日二子玉川にできた高層マンションに行く。
テラスから見える景色、関東平野にビッシリと詰まった街。
ちょっと昔が垣間見れるレンズがあったらちょいと面白いかなと思いつつ、
今日の東京に賛美を送る。
百年後の人たちには今のこの景色もとってもレトロなことだろう。。
どなたかタイムマシーンを持っている方がいらっしゃいましたら、
ちょいと江戸の街までつれてってください。
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2011-01-26 13:08
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