04.02.2011 [写真]
今や当たり前として使っているコンピューター。じつは使いだしたのってつい最近のことである。
初めてMacを触ったのは1996年の暮れだった。「アジアンスタイル」という本を出版して、その展覧会をする事になった。予算の関係とかもあり実際にプリントした写真とエフェクトをかけ出力したプリントで会場を埋め尽くすという予定で始まった。結果はまったく違う展示になったのだが、その時にPhotoShopと初めて遭遇した。35mm専用のスキャナーも買った。でもMac君は建築家の事務所にあるものを借りた。その後半年以上スキャナーはその事務所に置きっぱなしになっていた。そういえばせっかくPhotShopの使い方も覚えたことだしMac君を購入しようとふと思い秋葉原へと向かった。僕の回りには編集者、グラフィックデザイナー、アトリエ系の建築家が多い、皆Macを使っている。当然コンピューターのシェア率はMac優勢で、ウィンドウズは少数派だとばっかり思っていた。そして現実を知りビックリ。で、まだ出て間もないG-3を買った。ハードディスクは4ギガ。Power Macを使っていた友人からは4ギガとはすごいと言われ、何がすごいのかよくわからないまま、ちょっと嬉しかった。今や4ギガなんて、メモリースティックの容量になってしまった。
そのまま、まったく生産性のない道具であったMac君は暇な時にかまってもらうおもちゃとなっていた。PhotoShopの使い方はある程度わかって入るものの、ある日Mac君はワープロとして使えるのかと思い、少しいじってみたが使い方がわからん、。そんなアプリケーションは入っていなかった。友人からクラリスワークスをフロッピーディスクでもらい、その日からワープロとしても働きだした。
その年の暮れ、建築家協会の主催する、アーキテクチュア・オブ・ザ・イヤーに写真を出品してくれと頼まれた。やっとMac君が陽の目を観るときがきた。モンゴルのゲルの写真を、プリントしたものと出力でという、、例の方法で展示構成した。
その時作った画像のいくつかは外付けのハードデイスクに入っている。
しかし大半はMOの中で眠っている。
もう呼び起こす術はない。。。。。。
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2011-02-04 17:26
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